草木染めに関して ネパール人女性が作った手織りバッグのお店
当店ではアカネ、ザクロ果皮 、紅茶、ラック虫、ミロバラン、カキシブなどの色素を利用した草木染め商品を販売しております。
天然染料で染めた商品をご自分で洗う場合は、ウール用洗剤(おしゃれ着用洗剤)で、手洗い、陰干しをお願いしますが、出来るだけ塗れた布などで汚れをふき取りご使用いただいたほうが長く美しい状態を保つことが出来ます。
ラックカイガラ「ムシ」の染料はネムの木にできるムシの巣と樹液が固まったもので、見た目は石のようなんだそうです。
ラックカイガラムシの巣は、ちょうど竹輪のような大きさで木の枝に巻きつくようにできていて、何千、何万のコンマ5ミリにもならない小さな虫たちが集まり作った濃い臙脂色をした家となります。
ラックの名前の由来はインドの古語サンスクリット語で「無限」とのこと。無限に集まった虫のことなんでしょうかね。
英語のニス塗料を表すラッカーの語源は、このラックのことだそうです。
ラックの巣に含まれている赤い色素を摘出、染に利用しますが、この色素はなんと食用になり無害。
古くは薬として珍重もされていた記録もあるそうです。
日本のかまぼこの赤い色には、今でもこのラックの赤が使われており、日本人にとってはなじみの色だそうですが、知ってました?!
赤色の食品が目にとまったら、是非原材料名を見てみてください。
「ラック」「ラック色素」と書いてあればラックカイガラムシから、取り出した赤色の食用天然色素が使われているそうです。
カニ蒲鉾、イチゴ牛乳、アンパンや団子などの餡、お菓子やアイス、ゼリーにジュースにキャンディー、ジャムに明太子、ハムやソーセージなどなど、
赤っぽい食品を手に取ってみれば、いかにこのカイガラムシ色素が身近な存在であるかがお分かり頂けるかと思います。
もちろん、食用として十分に安全が確認されているからこそ、たくさん使われているわけです。
“カンパリ(CAMPARI)”というリキュールも、ビターオレンジの果皮を主原料に他種類のハーブを用い、カイガラムシ色素で着色した赤いお酒だそうです
天然染料で地球に優しい生活を。
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